ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック!/新井輝

ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック! (富士見ミステリー文庫)

ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック! (富士見ミステリー文庫)

健一は自分がおかしいと自認していて、それでいておかしい方向に進んでいくから、ある意味凄いヤツであるともいえると思うのだがどうか。今回は事件が事件だけに、健一も自分の事だけで終わっちゃうかなと思ってた矢先にシーナと関わっちゃうのかよ!と思わず突っ込んだり。まあ、ストリートデビューの話はいい感じだったけど。んで、序盤におおごとになっちゃって、本編全体にその事が反映されていたので(つーか、そのことで凹んでた健一が住人達に励まして(?)もらうだけだった?)エピローグ「姉は男に恋してる」でもそのことに触れられるのかなと思っていたのだが、まさかそっちの姉とは。まあサブタイの「お姉さま」もどっちの事かよく分からないんだけど。とりあえずシーナの口癖「本当」の多用(特に出てきた当初)がちょっとウザかったので何とかならなかったもんかな、と。
蛍子がこれで退場にならないことを切に望む。