BSアニメ夜話 第4夜 「カードキャプターさくら」

司会:岡田斗司夫(作家)、乾貴美子(タレント)
出演:池田憲章(評論家)、佐藤心(ライター)、加藤梅造(イベントプランナー)、高見恭子(タレント)、氷川竜介(アニメ評論家)
いろんな肩書きの人が萌えオタのバイブル(!)的作品「カードキャプターさくら」について熱く語る異様な光景が今まさにここにッ!
・・・と意気込んで観たのは良いけど、出演者が激しく微妙。せめてNHKのアニメなんだから製作関係者を一人ぐらい連れてきてもよかっただろうに。あ、評論番組だから当事者はなるべくいないほうが話の幅が広がるのか。
取り上げられたネタは「コスチューム」と「キャラクター」、あと「口癖」とか「配色」とか。「声優」ネタはなし。まあ、仕方あるまい。
全体的に佐藤も加藤もそこらへんの”大きなお友達”程度の会話しかできていなくてなんだかなあ、な感じだった。まあ、CCさくらの時点でふつーのオタトークになりそうな予感はしていたんですが。あ、でも、最後の岡田の”大きなお友達”が「さくら」に感じている魅力は何なのかを追求していくところは微妙な緊迫感があって良かった。岡田に「結局のところ、幼女に欲情してるんでしょう?」と言われてうろたえる佐藤。合掌―――。
しかし氷川竜介のコーナーはいいね。色指定について言及していて面白かった。1コーナーだけじゃなく全体に出演させればもっと面白くなりそうなのに・・・。
結局、なんか今回は内容がペラッペラな印象。ゲストが全員岡田にのまれてたせいか、岡田の毒もあんま出なかったし。萌えとか幼女とかやおいとかそういう単語が飛び交わすのもいいですが(しかもNHKで。かなり異様だ。)、NHKお抱えアニメだからもうちょっと製作の話とか色々言及しても、ねぇ・・・?やはり出演者の選択が間違っていたのじゃないかな、と思う。
んで、締めは司会の乾の「私は純粋に可愛さを楽しみたいなと思いました」。そーゆーもんだよね。